特徴
収育士とは、「収育®」を中心的に広める存在であり、ハイレベルな片づけのプロフェッショナルを目指す資格です。この資格を取得した人は、大人から子どもまで、片づけが苦手な人を「片づけを楽しいと感じるポジティブ思考」へと導くことができます。また、収育®を伝えるプロや、収育スタイリングを創るプロを育成する役割も担っています。つまり、指導力と高い技術の両方を兼ね備えた、まさに「ワンランク上のプロ」を目指すことができるのが、この収育士の大きな特徴といえるでしょう。
収育士は、日本収納検定協会が認定する最上位資格です。協会の中心的な存在として、講座の改定や作成、イベント企画など、内部の重要な仕事にも携わることができます。つまり、収育®を広める中心的な存在として活躍できるのが、この資格の大きな特徴なのです。
メリット
収育士資格を取得することで、様々なメリットが得られます。
まず、協会の顔として、様々な業務に携わることができます。収育®を広めたいという強い意志を持っている人にとって、まさに最適な資格と言えるでしょう。
また、収育®を使った講座やセミナー、片づけ、スタイリング作業を行うことが可能になります。つまり、収育®のプロとして活躍できる場が広がるのです。
さらに、他の団体や協会が発行する資格を保有していても、収育士として許可された範囲の活動は問題なく行えます。他の資格との兼ね合いを気にする必要がないのは大きなメリットと言えるでしょう。
そして何より、資格取得後の年会費や更新料が一切不要という点も魅力的です。資格維持のための経済的負担がないため、長期的に安心して活動を続けられます。
つまり、収育®を広めたい熱意のある人が、ワンランク上のプロとして活躍できる機会を得られるのが、この収育士資格の大きなメリットなのです。
取得方法
収育士資格を取得するには、まず収育指導士と収育技巧士の資格を取得する必要があります。その上で、以下の条件を満たしていることが必須となります。
- 収育指導士として「こども収検」5級・4級を低高計5回以上開催していること
- 「収育お片づけセミナー」を5回以上開催していること
- 「収育実践力セミナー」を1回以上開催していること
- 収検2級本試験・収育実践力セミナー開催資格を保持していること
- 有償で整理収納サービスを3回以上提供していること
これらの条件を満たした上で、収育士資格試験の受験が可能となります。
収育士資格試験では、まず「論文」の提出が求められます。「収育®」への想いや思い、今後の展望などを1,000文字程度にまとめて提出します。
次に「実技試験」が行われます。実際に行った整理収納作業の内容をスライドにまとめ、20分間の発表を行います。
最後に「面接試験」が実施され、収育士としての資質が確認されます。
合否の通知は、試験後2か月以内に郵送で行われます。
このように、収育指導士や収育技巧士の資格取得から始まり、様々な実績を積み重ねた上で、収育士の資格取得を目指すことになります。ワンランク上のプロを目指す熱意と実績が必要不可欠といえるでしょう。