このカテゴリでは、私がざっくりと相談を受けたことがある疑問について改めて言語化し、シェアしていきます。
Q.片付けが苦手で、どうやったら習慣化できるのか知りたい。
部屋の片付けが苦手で、「明日やろう…」と思っているうちに週末になって、うんざりするほど散らかった部屋と格闘する日々です。
土日に一気に掃除するようにしているのですが、毎回負担が重たくて、どんよりした気持ちでいっぱいです。せめて簡単な掃除の習慣化ができれば、土日にはもう少しゆっくりできると思っているのですが……。
片付けを習慣化するコツがあれば教えてください。
A.小さな目標を1つだけ立て、既存の習慣とセットで実行しよう
習慣化するためには、以下の3つのポイントを押さえると良いのではないかな、と思います。
5分以内に終わる目標を1つだけ決め、30日間続ける
片付けに限らず、習慣化するためには、目標を設定することが大切です。しかし、大きな目標を設定すると、途中で挫折してしまうことがあります。一日5分だけ机の上を整理するなど、簡単な目標から始めてみましょう。
また、一度にあちこちを片付けようとすると、負担が大きすぎて長続きしないので、目標を1つに絞ることも大切です。「毎日5分間、机周りの整理整頓を行う」という目標を設定する場合は、それだけを30日間維持することに集中してみましょう。
30日間クリアできたら、次は別の小さな目標を立てて小さな成功体験を積み重ねます。5分以内に終わる目標を1つだけ立てて、それを30日間続けることで、自信がつき、習慣化しやすくなります。
目標に取り組むタイミングを決める
小さな目標を設定したら、その行動を習慣化するためにルーティン化しましょう。習慣化するためには、特定の時間や場所に決めることが大切です。
片付けのルーティン化をするためには、if-thenルールを使って、既存の習慣と新しい習慣を身につけることが効果的だといわれています。具体的には、「もし〇〇なら、△△する」という形で、自分が日常的に行う動作をトリガーにすることで、ルーティン化を図るものです。
例えば、「夕食が終わったら、机の上を片付ける」というif-thenルールを設定することで、机が散らかる前に掃除ができます。if-thenルールを設定する際には、できるだけシンプルで具体的なものにすることが重要です。
片付けが苦手な人は、まず自分がどのような状況で散らかしてしまうのかを分析し、その状況に対してif-thenルールを設定することが大切です。if-thenルールは、片付け以外にも、運動習慣や服薬習慣の定着に役立つので、ぜひ活用してみてくださいね。