「毎日1個だけ捨てる」ルールとは
部屋を片づけたいけれど、何から手をつければよいかわからない。そんなときに役立つのが、「毎日1個だけ捨てる」というシンプルなルールです。この方法は、心理的な負担を最小限にしながら、少しずつ身の回りをスッキリさせることができる習慣化テクニックです。
1日1個だけであれば、時間も労力もほとんど必要ありません。ゴミ袋を持ち出す必要もなく、ほんの数分で完了するため、「片づけが続かない」という悩みを解消しやすくなります。
簡単に捨てられるものリスト
初めのうちは「何を捨てていいのかわからない」と感じるかもしれません。そこで、すぐに処分しやすいアイテムを以下にリストアップします。
- 賞味期限が切れた調味料やお菓子
- レシートやチラシ、不要な郵便物
- 壊れている文房具や使っていないペン
- 片方だけの靴下やピアス
- ほつれたハンカチ、使っていないハンカチ
- 無料でもらったけれど使っていないサンプル品
- 空になった化粧品ボトル
- 数年以上開いていない雑誌や本
- 古い保証書や説明書
- スマホに残った不要なスクリーンショット
このような「思い入れのないガラクタ」から手をつけることで、捨てることに対する抵抗がなくなっていきます。
習慣化するためのコツ
この習慣を続けるためには、以下のようなコツがあります。
毎日同じ時間に捨てる
朝起きてすぐ、帰宅後すぐ、寝る前など、決まった時間に1個捨てることで、無意識のうちに行動が習慣として定着していきます。カレンダーやスマホのリマインダーを使って「捨てる時間」を可視化するのも効果的です。
捨てる対象を「小さな範囲」に限定する
「今日はバッグの中から1個」「洗面所から1個」といった具合に、探す範囲を狭めることで、決断の負担が軽くなります。小さな成功体験を積み重ねることが、継続の秘訣です。
捨てたものを記録する
ノートやスマホのメモ帳に「今日捨てたもの」を記録すると、達成感が積み重なりモチベーションが上がります。見返すことで「こんなに手放せたんだ」と実感できるのも大きなメリットです。
迷ったら「保留ボックス」へ
どうしても捨てるか迷ったものは、一時的に「保留ボックス」に入れておくのも手です。一定期間(たとえば1か月)使わなければ、そのまま捨てても後悔しにくくなります。
毎日1個でも大きな変化に
1日1個というと、ごくわずかな変化に思えるかもしれません。しかし、1か月で30個、1年で365個の物が減ると考えれば、その効果は非常に大きいです。
物が減れば収納が楽になり、掃除も簡単になります。見た目だけでなく、気持ちの面でも軽くなるのを感じられるでしょう。また、「捨てられた」という体験そのものが、自信や行動力につながります。
片づけや断捨離がうまくいかない人の多くは、「完璧にやろう」と思いすぎて挫折してしまいがちです。しかし、「たった1個ならできる」と思えることが、行動の第一歩となります。
まとめ
「毎日1個だけ捨てる」という習慣は、無理なく、ストレスなく、暮らしを整えていくためのシンプルかつ効果的な方法です。少しずつでも確実に進めていくことで、気づけば身の回りがスッキリしているはずです。
忙しい日々の中でも簡単に続けられるこの習慣を、今日から始めてみてはいかがでしょうか。